「コロナウイルスが直接仮想通貨(主にビットコイン〕に与えた影響を考察する」

先日のコラムでは、コロナウイルスが蔓延しており、各国の中央銀行が金融緩和を行うことで、

通貨の価値が下がり、そして、中央銀行が自由に通貨の量を自由、物理的には

無限に増やせてしまう事について、不信感が積み上がれば、ビットコインや仮想通貨に

資金が集中する可能性があるという、今年の上昇シナリオを想定した内容でした。

 

 

 

ただ、私も今仕事上、たくさんの方々とZOOMミーティングでお話するのですが、

コロナの影響で仮想通貨も下がってるけど、大丈夫なん?と聞かれる事がよくあります。

まあ、今日はそれに対しての反論です。笑笑

 

 

なので、一応、コロナが仮想通貨に与える影響についても考察してみましたので、

今日はそれについてお話します。

※途中若干複雑な内容になりますが、すいません。

 

 

まず、結論からいうと、コロナがビットコインや仮想通貨に直接的な影響を与えたか?

というと、良くも悪くもあまり影響を与えていないと見ています。

 

多少の悪い要素、良い要素はありますが、

その要素が混ざり合って、フラット、プラマイゼロくらいの感覚で私は見ています。

 

 

 

悪い要素でいうと、今回のコロナ騒動で、機関投資家や法人投資家の需要が大幅に減ったと見ています。

減ったというのは仮想通貨に興味が無くなったという訳ではなく、株からも資金が抜けたと同様に、

資金を準備しないといけなくなった投資家が大勢いたと考えるのが筋です。

 

 

つまり、ビットコインを含めた資産を利確して、現金化しないといけなくなったため、

機関投資家が離脱した。このロジックだと思います。

 

 

今年は規制が整い、機関投資家や法人投資家の数が大幅に伸びる事が予想されていましたが、

今この状況では中々伸びないという事が予想できます。

 

 

一方で株などのリスク資産と連動しない動きを見せ始めれば、いや、その実績を積み上げれば、

それに気付いた投資家はポートフォリオに組み込んでくる事が予想できます。

 

 

今回、仮想通貨は株と連動し、一定の下落を見せたものの、一時期は株との連動が外れ、

独自の回復を見せる事がありました。

こういった株と連動しない動きの実績が積み上がれば積み上がるほど、

投資家の流入は期待できると見ています。

※株が下落する時でも、落ちにくいのは金(ゴールド〕ですよね。それと同じ意味合いです。

 

 

 

 

もちろん。

これらは一時的な問題であり、コロナが収束すれば、回復してくると思います。

 

 

 

しかし、今回の騒動で機関投資家や、法人投資家が抜けた事を残念がる人達もたくさん見ます。

 

「仮想通貨のバブルはまた先伸ばしだ」

「機関投資家の流入に期待していたのに」

 

 

 

 

というような仮想通貨投資家の発言をよく見ます。

しかし、私はこの機関投資家や、法人投資家が一時的に抜ける事は良い面もあると見ています。

 

 

 

例えば、仮に法人投資家や、機関投資家ばかりがビットコインを買い上げた場合、

ビットコインを買う理由が「投資」寄りになってしまい、株などのリスク資産との連動率が

高くなる事が想定されます。

 

 

 

そうなるとビットコインの本来の良さが消えるリスクもあると思っています。

 

 

 

そこで、ビットコインはやはり株とは違い、避難通貨、世界共通通貨として、

個人が持てるという点が非常に大きな違いです。

 

なので、個人と機関投資家が保有するバランスも大切だと思っています。

 

そういった意味でいくと、今回のような機関投資家が抜けるイベントでは、価格が下がればある

一定のライン(今回でいうと65万円を切ったライン〕で現物の買いがかなり入っておりました。

 

もちろん。

 

 

この買いも投資の目的の方が大半だと思いますが、今後、機関投資家が流入する前に、例えば、

発展途上国の自国の通貨の価値が一定でなく、乱高下するから、避難先としてビットコインも

持っておくなど、株のように配当、値上がりを目的にした機関投資家が中心のマーケットではなく、

ビットコインは個人投資家、個人が通貨として使う目的で保有される、そして、この双方のバランスが

ビットコインの避難通貨としての価値を維持するために非常に大切だと思っています。

 

 

 

なので、今回のような機関投資家が、どさっとマーケットから抜ける動きは一見、

仮想通貨の下落を誘うので、良くない動きのように見えますが、ビットコインの

本来の価値を考えると、個人投資家や個人が買いを入れる(バランスを整える)

良いチャンスであるとも捉えられると私は思っています。

 

 

 

今回のコロナ騒動で少なからず、各国の経済や財政は不安定でしょう。

 

 

その時の打開策として、ビットコイン逃げようと考えた個人もたくさんいると推定しています。

だからこそ、ダウに引っ張られすぎず、ビットコインは粘れた。

 

その粘れた理由の1つが個人がビットコインを買っているからもあると見ています。

 

少し難しい、イメージが湧きにくいお話かもしれませんが、今回私はビットコインはもっと

下に落ちると考えていましたが、一瞬だけ50万円前半にいったもののすぐ、

V字回復した様を見て、正直驚かされました。

 

 

途中から株価との連動が外れたのも非常に興味深かったですしね…

 

 

 

 

しかしながら、今回のコロナが与える世界への打撃は非常に大きかったと思います。

 

 

仮想通貨も最初は株と連動し、大暴落を見せましたが、比較的すぐに持ち堪えて、

前回の100万円までの上昇前の水準には戻して、キープし始めています。

 

 

 

今回のコロナの影響で仮想通貨もやっぱりだめだったね!って言われることもありますが、

正直、悪い要素と良い要素があって結果的にプラマイゼロくらいの感覚で見ています。

 

 

 

このコロナ騒動の前は信じられないくらい強気相場でしたから、実際その強気相場の前の

水準に戻ったくらいですからね。

 

 

私も今日の話は少し複雑で、伝え方も難しかったのですが、機関投資家ばかりがビットコインを

支配するのは良くない派なので、こういった世界的な恐慌の際は仮想通貨マーケットにとっては

ある意味ユーザーの入れ替わりのタイミングなのかな?とも思っています。

 

 

 

 

まあ、半減期が控える中で早く上がって欲しいという皆様の心の声は十分理解しているつもりです。

 

私も本音を言えば、今回コロナ騒動の際に、最初から株と連動せず、持ち堪える、

むしろ上昇してくれる事を期待してましたから…笑

 

 

 

 

 

 

 

色々複雑なお話をしましたが、長期的には上目線に変わりはありませんので^ ^

 

 

 

コロナで仮想通貨大暴落したね!とシンプルに私に言ってくる人が多かったので、

ちょっと考察したかったのです。笑

※会員様から言われた訳ではないです。

 

 

以上が「コロナウイルスが直接仮想通貨(ビットコイン〕に与える影響を考察する」でございました。

 

 

2020.4.8コラムより一部抜粋

https://vc.medu.biz/skvcpremiere/

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