私の最近の出来事として、仮想通貨のポートフォリオの比率が大きく変わりました。
いきなり買えたというより、以前から少しづつ変化していて、
最近計算してみるとかなり、大きな変化を感じたという意味合いです。
そもそも前提として、私は仮想通貨資産の全体を10とした時に、
大体8割は長期2割は短期という配分を決めてトレードしています。
もちろん今、最近は今年の初めから春ごろに狙ったLTCやBNBといった短期で
大きく波を掴めそうな銘柄が見当たらないため、長期の買い増し資金として充てています。
そうした買い増しを続けているうちに私の仮想通貨資産のポートフォリオの割合が変わってきましたので、
なぜそういう割合になったか?という視点で今日はお話したいと思います。
※正確な数値や割合などは控えさせていただきますので、あくまでもご参考までにご覧ください。
まず最初に私の仮想通貨ポートフォリオについてですが、簡単に言うと、若干下記画像の
割合に似てきていると思います。
~画像は削除~
正確な割合ではなく、LTCとBCHは長期では持っていませんし、
他にもアルトコインは保有していますが、今は例えるなら下記画像に近づきつつあるなあというイメージです。
ちなみに下記画像の比率は私のポートフォリオの比率というわけでなく、
スイスで仮想通貨のインデックス商品として登場したポートフォリオの割合になります。
この仮想通貨プレミアを長らく見られている方はBTCが増えているなあと感じられていることでしょう。
では、なぜ結果的にBTCの割合が増えたか?についてお話していきます。
そもそも、私は2018年にさかのぼるとそこまで、BTCに注目していませんでした、
実際2019年に入る前から注目を始めたのです。
まず、注目を始めたきっかけは非常にシンプルです。
単純にBTCが30万円まで下落したからです。
私は当初から50万を切るのか?
切ったら30万円前半まで落ちる可能性を想定してきました。
それが、まさか30万円近くまで来るとは思っておらず、シンプルにこれだけ仮想通貨から資金が抜けたからこそ、
30万円まで下がったのだと、その抜けた資金が再度入ってくるときは基軸であるBTCに固まる可能性が
高いと思って50万円を切ったあたりから指値を散らしておりましたので、必然的にBTCの割合が増えていきました。
では、もちろん上記はきっかけであって今こうやって改めてお話するにはちゃんとした理由が3つあります。
その理由についても私が最近言っていることが大半ですが、ここは再度お伝えしようと思いましたので、今日はお話します。
1つ目はプロジェクト自体が完成している点です。
BTCは正直、今通貨として使おうと思えば、送金スピードが早い遅いは別にして、
決済インフラさえ整っていれば既に通貨として使用することができます。
仮に、決済端末のようなインフラがなくてもスマートフォンさえあれば交換することもできますよね。
そういう意味でいくと、あとはBTCの特徴である避難先通貨として機能するなど
といった付加価値について世界中の人々が欲しいと思うか?否か?
という需要と供給のバランスで価格が上がり下がりする。
シンプルにこれだけなのです。
反対にXRPやETHはまだ実験段階であり、プロジェクトとしては完成とは言えませんし、
ETHもイーサリアム自体でアプリ開発は増えているものの、ETHという通貨が、我々にとってイメージが湧くものではなく、
XRPも国際送金企業が使うようになれば…
等、BTCほどシンプルにイメージすることが難しくなります。
私からするとBTCは支払いに使える金のような通貨のようなものを買っているイメージであり、
値上がりと資産の分散先のイメージで買っていますが、XRPやETHはリップル社やイーサリアムの株を
買っているイメージにどちらかと言えば近いのです。
※ここでの分散先とは米中問題など、世界では随時リーマンのようなことが再発する恐れが報道される中で、
そのようなことがもし起こったBTCは避難先として機能し得ると思っての分散先でもあります。
つまり、自分の中で通貨として(用途がはっきりして)買っているのはBTCのみである。
これが私の考えであります。
なら、「全てBTCにすればいいじゃん!!」という話になるかもしれませんが、
例えばBTCが100倍になるよりも、リップル社、イーサリアムが大成功を収めた時にXRPや
ETHの価格の方が大きな上がりを期待できるのでは?
というリップル社やイーサリアムの成功に賭けている部分もあるから、私は全てBTCにすることなく
XRPやETHやほかのアルトコインにも投資をするわけです。
それに、もちろんBTCだって100%安心ってわけではないでしょうから、
そういった意味での分散も兼ねております。
2つ目の理由は非中央集権であることです。
Libraの登場によってFacebookが米規制当局から非難されました。
しかし、その裏側で密かに評価を受けた通貨がBTCです。
BTCは米規制当局が何を言おうがシステムは自動で動きます。
マイニング会社も世界中たくさんあり、管理体制という意味でも分散されています。
誰が止められますか?というお話です。
また、Libraに限らず、他のアルトコインにおいても同じです。
前提としてアルトコインには開発者がいます。
つまり、投資としてみた時によくも悪くもその会社、もしくはその開発者頼みになってしまいます。
そういう意味でいくとBTCは唯一の非中央集権通貨であり、その価値の裏付けであるブロックチェーンが存在する限り、
非中央集権的な世界初の通貨としての地位を守り抜けると言えるでしょう。
この唯一という独自性が1つ大きな魅力であります。
そして3つ目は基軸通貨であることです。
どこの仮想通貨取引所を見ても、BTCを置いていない取引所なんて聞いたことがありません。
BTC建てて各アルトコインを買う取引所も多く存在します。
つまり、仮想通貨に投資をする=BTCを買うのが登竜門と表現することができるので、
今後「仮想通貨が当たり前になる!!!」という時代が来るのであれば、他のアルトコインは上がらなくても
BTCは上がるというのが定石でしょう。
以上が理由ですが、交流の場でてつろうさんがおっしゃっていましたが、
100万円→110万円になっただけでも買いにくいですよね。
確かに言い聞かせていて、100万というとなかなかハードルが高く感じてしまいます。
ただし、私は常にパーセンテージで考えています。
100万円投資したものが10%伸びれば投資としては成功です。
要は自分の投資した額に対し何パーセント上がるのか?
それはBTCを買おうが1枚当たりが安いXRPを買おうが一緒のことだと思っています。
まさしく交流の場でも出ていた100万円→110万円ではなく、100円のものが
110円になったという感覚で、捉えていく必要があります。
以上がBTCの割合が増えた理由でございます。
最後にまとめに入りますが、
私もしっかりアルトコインに投資しています。
でもBTCの割合が増えてきたのには上記の理由プラスアルファで
BTCはアルトコインとは切り離して考えているからです。
「仮想通貨」というとBTCをイメージする人が大半であるのは間違いなく、BTCに資金が流れることが
アルトコインの成功のカギになる事はBTC基軸の仕組み上、周知の事実と言えるしょう。
だから、BTCとアルトコインは私の中で切り離して考えており、上記の表現でもありましたが
BTCは通貨そのものに投資、アルトコインはプロジェクトや会社の株といったものに投資しているイメージなのです。
なので、最後に非常に大事な目線のお話ですが…
BTCは長期だけど短期的にも大きく伸びるかもしれないという目線で見ており、
そのほかのアルトコインについては、短期的にはBTCに資金が流入すれば上がるだろう、
そして長期的にはそれぞれのプロジェクトが成功を収めるかにかかっているだろうという目線で私は
BTCとアルトコインを見るようにシフトしています。
イメージ的には成功を収めたアルトコインの方がBTCよりも大きなリターンを得られそうですが、
成功しそうなアルトコインへの一極集中を考えるなら、BTCにもっと資金が流れ込んでくるようになってからでも
遅くないのでは?考えているのが正直なところです。
とは言えど、絶対はないので、皆様も是非参考程度に聞いていただければと思います。
最後になりますが、BTCの一枚当たりの値段が高いから、買わないという考えはなくしていただいて、
自分が投資するお金が何パーセント増えるか?という割合で考えるようにして、ファンダメンタルを考慮しつつ
仮想通貨に向き合っていただければと思います。
2019.9.11コラムより一部抜粋
「斉藤圭祐の仮想通貨プレミア」