ブロックチェーン=仮想通貨と思っている方はいらっしゃいませんか?
答えは別物です。
今日は技術的な言葉は極力消してこの点についてお話していきます。
そもそも仮想通貨は
「お金は国の物ではなく、個人の物。だからやり取りもいちいち金融機関等を介する必要って無駄じゃないか?」
といった考えのもと作られました。
ならお金を既存の金融システムを介さずに送るプラットホームは何なのか?という答えとして、
インターネット上ではハッキングや改ざん等、セキュリティが脆弱な事から、
中々個人間のお金のやり取りをできる環境をつくる事はリスキーです。
そこで選ばれたのがブロックチェーンです。
ブロックチェーンはその仕様からインターネットの脆弱性を補うことができ、
セキュリティも非常に高いという特徴を持っています。
まとめると、個人間お金をやり取りできる仕組みを脆弱なインターネット上でやるより、
セキュリティが高く、改ざんや不正リスクが極めて低いブロックチェーン上でやろう!
という決断に至ったというわけです!
そのビットコインをきっかけに、ブロックチェーンにどんどん注目が集まり
ブロックチェーンを使ったプロジェクトがどんどん世に出てきました。
例えばイーサリアムは「なら世の中のあらゆる契約事もブロックチェーン上で安心してできないか?」
前提として契約事は不正が多いです。
その不正を一切させないように、ブロックチェーンの中で契約〔例えば不動産売買〕を結び、
記録しておけば、その記録はもう改ざんする事が出来ずその記録はブロックチェーンが保証してくれるので、
契約者は安心して契約が結べる!といったロジックです。
でも、ブロックチェーンの中で契約事を完成させるようなシステム〔スマートコントラクト〕を
入れ込む事は凄く開発費用と時間がかかります。
だから資金集めにBTCを用いて、出資者には〔イーサリアム/ETH〕というコインで返した。
これが、ICOの原点なのです。
つまり、ここでいうのはイーサリアムというプロジェクトに価値があって、
お客様が受け取ったETHというコインは後付けで価値がついた株のようなイメージを私は持っています!
ちなみに現在、ETHの使い道はシステムを稼動させる手数料として使われています。
なので、今、仮想通貨の時価総額が高いコインには
基本的にブロックチェーンと何かを組み合わせたプロジェクトが紐付いています。
中には出資してくれた人に得をさせる為に、コインには後付けで意味や用途を持たせているものもたくさんあります。
なので、あくまでも仮想通貨はブロックチェーンの中で使われる暗号化された通貨であって、
全てのプロジェクトが通貨を作るために行われているわけではない!
中には、ブロックチェーン×〇〇といったプロジェクトの資金集めのお返しに△△コインを返した!
というだけのようなICOがあります。
もちろん決済通貨としての仮想通貨は非常に既存の決済システムを
大きく変える可能性を秘めているものもありますが、
中にはコインの機能はあまり明確ではないけど、プロジェクトが魅力だからそのコインの値段も上がってる!!
というモノもたくさんあるということを皆様にはご理解いただければと思います。
最後に、コラムの締めとして、1つ思った事をお伝えします!
ブロックチェーンは世界的に凄く認められつつありますし、仮想通貨ももちろん同じです。
私はそんな可能性に身を投じる為に、仮想通貨投資を行っています。
ここで、もう1つ身の投じ方があるのではないか?と思いました。
それは仮想通貨の取引所や、ブロックチェーン関連企業の株の銘柄にも目を向けることです。
株であれば、仮想通貨より税制も優遇されます。
これからブロックチェーン×AIなど日本でも様々な関連企業が
ブロックチェーンを使ったプロジェクトを起こしてくると思います。
そこの株に目を向けて投資するというのも1つ可能性があるのでは?
とパッと思ったのですがどうでしょうね?
少しまた、そういった関連企業は日本でいうとどこなのか?
例えば「OKWave」はブロックチェーン事業に力を入れてから株価が数倍に伸びたと言われています。
私もこれからその情報もとってみようと思いますが、
是非お詳しい方がいらっしゃいましたらシェアいただけたら嬉しいです。
よろしくお願いします。
2018.9.12コラムより一部抜粋
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「斉藤圭祐の仮想通貨プレミア」
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