現在、ビットコインの価格の動きは安定しており、動きとしては、らしくありません。
落ちても90万円台、上がっても105万円台と
円のような法定通貨と比べると値動きは大きいかもしれませんが、
仮想通貨の長期投資家にとっては退屈な日々が続いております。
ただし、今年全体で考えると、恐ろしい乱高下であった事は間違いありません。
しかし、これについてはコロナショックが引き起こした事であり、
株も含めて全体が下落しましたから、仮想通貨個別の上下落要素を
分析することにおいて、コロナの要因は分析に絡めるものの
、コロナに起こった価格の乱高下の結果については
本日は別で考えたいと思います。
それに、今はコロナ前のビットコインの価格に戻っている訳ですから…
そういった意味でも、コロナを抜きで考えた場合、100万円を超えて、
基本的には100万円以上でキープしている状況は変わらないと思っています。
今年はそういった意味で、私は100万円以上でキープする
期間が非常に長く続いていると捉えています。
では、ビットコインに関わる要素を見た時に基本スタンスとして、
今要素的にはどちらに動きそうなのか?という部分について
見解を述べていきたいと思います。
※必ず要素に反応する訳では無いので、あくまでも、
現在のビットコインに関わる情報がポジティブであるか?
ネガティブであるか?という分析である事をご了承下さい。
結論から言うとかなりポジティブだと考えています。
私は昨年からビットコイン一強の相場になる可能性を提唱し、
ビットコイン中心の投資戦略に寄せてきていますが、おそらく
昨年にビットコインを拾ったほとんどの方が、
今プラスの局面であることが間違いないでしょう。
今年は昨年に資産をビットコインに寄せて良かったです!
というようなDMをTwitter等でいただける
ようになり非常に嬉しく思います。
では、この100万円でウロウロしている現在を見た時に、
ビットコインを取り巻く環境が、プラス要素なのか?
マイナス要素なのか?
というと、私は圧倒的にプラスであると考えています。
アメリカの経済アナリストが挙げている記事でもビットコインは
いつ上げてもおかしくないと述べているものがありましたが、
正直要素的にはその表現でも疑いはないと思っています。
その理由としては3つあります。
1つ目は半減期後であることです。
半減期を終えて約1か月が経ちましたが、例年、半減期が終わった年末、
次の年あたりから大きく上昇相場に突入しています。
その傾向を参考にすれば、今ビットコインは上昇の為のエネルギーを
貯めつつ、底固めをしているフェーズであると捉えることも可能です。
2つ目は実需として機能し始めている点です。
直近でいくと、今日のコラムのトピックスでも挙げたレバノンの事例でも
ありますが、今激しいデモが起きている香港でもビットコイン買いが発生していると
言われており、これらの事例以外にも、経済不況に悩まされている国で、
ビットコインの利用を検討する人々が増えていることは間違いない事実であります。
現に、よくコラムにも登場する、過去に経済不況の大打撃を受けた
ベネズエラやキプロス、ジンバブエでは、ビットコインが機能することによって
人々の生活を守っているという事例も発生しています。
また、経済不況で無くても、アフリカの様な根本的な金融基盤が
整っていない国において、仮想通貨が新しい経済圏を作る可能性が
高まっていることが事実としてあり、どんどん決済インフラが整いつつあります。
このように確実にビットコインの実需が高まっている…
いや、ある一定の地域では機能していると言っても過言では無いのです。
3つ目は国単位で仮想通貨やビットコインやブロックチェーンの研究を進めている点です。
既に中国ではデジタル人民元の運用が始まりつつありますが、このデジタル人民元も
確実にビットコインやブロックチェーンを参考にしていると考えるのが自然です。
4月から、デジタル人民元が出始めたというニュースがあまり大きく報道されないのが、
不思議なくらいですが、コロナという大きなニュースが日々絶えないので
埋もれているだけでしょう。
そして、公には出ていませんが、
現在たくさんの国で、デジタル通貨を発行にあたって、仮想通貨や
ブロックチェーンの研究チームを立ち上げる動きが活発化していると考えています。
いや、立ち上げる動きが活発化していると言っても過言ではないと思います。
それだけ、仮想通貨、ブロックチェーンの技術とお金のような価値が
あるものとの相性がよく、国にとって大きなメリットを産む可能性が
あるために、この考えにいきつきます。
その中で北朝鮮のように、自国でデジタル通貨を発行する前にビットコインを
大量保有しておく方向性にシフトする国も今後現れるでしょう。
国が直接保有することで、国にとっても自国の通貨の価値が下落した
際のリスクヘッジになるのですからね。
以上の理由から、ビットコインを取り巻く要素としては、いつ上昇しても
おかしくないというのが私の見解であり結論でございます。
密かにかなり期待しています。
2020.6.17コラムより一部抜粋
https://vc.medu.biz/skvcpremiere/