今コロナが発端で、アメリカ経済、日本経済、そして世界経済が沈んでいます。
日本ではオリンピックの延期がほぼ濃厚という状態になり、
「あー。延期ならまだ、経済が回復する可能性あるな」と私も含めて思った方もいらっしゃるかと
思いますが、その裏側で米国で重大な事が発表されました。
「それはアメリカの中央銀行であるFRBによる、無限量的緩和の発表です」
今日はこれについて私の言葉で説明を交えながらビットコインとの関連性について
お話できればと思います。
※多少、見解が間違っている部分もあるかもしれませんが、私なりの見解も交えてご説明します。
FRB〔アメリカの中央銀行〕が
無限量的緩和を発表しました。
具体的な内容としては
以下のようなイメージです。
・ゼロ金利にします。
・国債・地方債も無制限にします。
・約束手形も社債も国が企業から買いあげます。
・住宅ローン・商用不動産担保の国が債券も買います。
・消費者ローン担保の債券買ったら融資しますよ。
簡単な言葉で言い換えると、
金利を下げて、お金をたくさん供給し、
アメリカが企業の負債や株などを買い支えて経済を回復させるよ!!
でも、どれくらい買い支えれば、回復するかわからないから、〔回復するまで〕
無限にやり続けるよ!というイメージです。
~中略~
そして話を戻しますが、
今回そのアメリカの中央銀行の役割である
FRBが金利を下げ続けて、無限にお金をマーケットに供給して、アメリカ経済を回復させるために支えるよ!!
と発言しているのです。
そしてこの発表後、案の定ニューヨークダウが過去最大の上昇を見せたという
ニュースが出ておりました。
このFRBの無限量的緩和は景気対策ではありますが、事の発端になったコロナウイルスの
解決策にもなりませんし、もっと言うなら、無理やりアメリカ政府が大量のお金を発行して、
アメリカ経済を無理矢理引き上げるやり方なので、私のような経済アナリストではない素人から見ても、
「それって根本的解決じゃないけど大丈夫?」ってなりますね。
本来、通貨の発行は、世界経済の発展と共に、コントロールされながら発行されていくべきであって、
今回根本的な発展を遂げていないにも関わらず、無理矢理回復させる為に、通貨を無限に
発行し続けるみたいなことになっています。
要は経済の成長は全然だけど、通貨の発行だけ凄い勢いで行われる。みたいな感じです。
なぜ、アメリカにこれだけ、スポットが当たるかというと、お察しの通り、世界の基軸通貨はドルであり、
世界の経済の中心は米国だからですね。
アメリカ経済が崩壊したら、世界も崩壊を迎えると言っても過言ではありません。
今回FRBとしても最後の切り札と言っても良いほどの施策である、無限緩和を実施しないと
いけないほど、アメリカ経済は追い込まれていたという事でしょう。
私的にこのニュースを見てやばいなと思うのは
「中央銀行は無限に紙幣を発行できてしまう」という事実です。
FRBの施策でいうと、世界経済の中心であるアメリカの経済を支える為に、無限にお金を刷るような
形になるので、起こりうる現象としては「インフレ」です。
もちろん。
通貨を発行すれば、するほど、1枚当たりの通貨の価値は下がってしまう、つまり、
インフレーションへの誘導に繋がっていきます。
しかも今回は無理矢理インフレを引き起こす形になるので、相当な「悪性インフレ」です。
根本的な解決をせずに、ただただ無理矢理やり過ごすような施策とも見てとれるため、
そのままこのバブルが弾けるシナリオだって0とは言えません。
もちろん。
ドルは円とは違い、基軸通貨であるため、世界各国で通用し、経済を成り立たせていることから、
爆発的に刷っても、ハイパーインフレまでは中々起こりにくいです。
需要と供給のバランスで通貨の価値が決まるので、ドルはアメリカだけで利用されるものでは無いからですね。
ただ、何度も申し上げている通り、このやり方では根本的な解決策にはならず、ただただ延命しているに
過ぎない、そして、爆弾が大きく膨らんでいるようなイメージで私は捉えています。
今こそ世界経済の在り方、金融の見直しをするべきタイミングだったかもしれませんが、FRBとしては、
危機感を持った対策であり、後々考えれば、結果的には最善の策だったのかもしれませんし、
そこは私が何を言っても変えられないことですからね!
ただし、リーマンショックの時も、
世界の人々はこの中央銀行制度によって世界が成り立っていること、コントロールされていることに
うんざりした人も多かったでしょう。
今回も徐々にその考えが芽生えてきている人がいるはずです。
中央銀行の政策によって、大規模なインフレを引き起こす可能性があるわけですから、
そりゃ不安ですよね??
ここで私の中で「ビットコイン」というワードが浮かびます。
この今の局面が続けば、続くほど、ビットコインが伸びる、認められる大きなチャンスが
訪れるかもしれないと思います。
この今回の政策は中央銀行がいくらでもコントロール出来ちゃうからできる施策であって
それが故に危険な部分もあります。
まさしく、その正反対にいる立ち位置がビットコインだと思いますし、ビットコインは
供給量が決まっていますから、物理的にインフレも引き起こしません。
今は、一時的にアメリカ経済もFRBの発表をきっかけに見せかけての回復傾向を見せていますが、
このボロが早期にでて、大きなダメージを被る可能性だってあります。
金とビットコイン
ビットコインなら送金機能を持っているので、即、通貨として使えます。
そして中央銀行発行の通貨のようにコントロールできません。
私は1つ、投資家の中でビットコインが大きく話題になる可能性がもしかすると、
今回の経済ショックで早まったのではないかな?と思います。
と前向きな側面もありながらも、
米国と属国家である日本に住んでいる以上、
アメリカでの施策は遅かれ早かれ、日本にも確実に影響は出ます。
具体的な部分までは少しこれから更に、勉強して、皆さまにお伝えできるくらいまで整理できれば、
お話しますが、確実に米国で行うことは属国である日本に大きな影響を与えます。
そういった意味でも今回のFRBの施策の実施は
仕方なかったかもしれませんが、根本的な解決ではないということはほとんどの人が
気づいているはずでしょう。
バブルはいつか弾けます。
この今回のバブル
〔FRBバブルと呼びましょうか〕が破裂しないことを祈りつつ、私はこの議題を通して、
ビットコインの方が安全な側面もあるということに、更に気づいた気がします。
私はリーマンを経験しなかったので、
こういった経済的な危機を目の当たりにせず、ビットコインに投資を始めましたが、
今回のような危機を目にすると、より、ビットコインや仮想通貨に投資している、
価値上昇を狙う以外の意義を再確認できたと思います。
いざという時の安全資産…
私の中ではビットコインは1つの安定材料なのかもしれませんね。
もちろん!!
まだまだ、仮想通貨は怖い部分もたくさんありますが…
とにかく今回、オリンピック延期の裏側で起こっている、非常に大きな事を共有したいと思い、
コラムでお話しました。
つたない部分もございますが、私も毎日世界経済をウォッチしていますので、気になる議題があれば、
是非私の言葉でお話できればと思います。
2020.3.25コラムより一部抜粋
「斉藤圭佑の稼げる仮想通貨プレミア」